近年、話題となっているシックハウス症候群などのように住宅が原因で何らかの病気を患う方が急増しています。本来住宅は、自分たちが生活する「安心できる場所」のはず。
そういった不安は、自然素材を利用することで軽減することができます。
例えば、アトピーや喘息などはダニなどが悪影響を及ぼします。ダニは、湿気の多いところや汚れた空気の場所を好みます。そこで木材や自然素材を建材に使うのです。こういった自然素材は、通気性や調湿性が優れており、ダニが成長できる環境を無くすことができます。
近年、教育現場において木造の校舎は減り、コンクリート造の校舎が増えています。そこで木造とコンクリート造の校舎で生徒にどのような違いがあるのか調査する研究が行われました。すると特に大きな違いが出たのが「インフルエンザ等による学級閉鎖の数」でした。鉄筋コンクリート造の校舎は木造校舎よりも2倍の閉鎖率となったのです。また子どもや教師の情緒、健康状態、精神状態なども調べたところ、コンクリート造に比べ木造の方が、精神状態の安定や疲労を感じにくいことが分かりました。
アロマテラピーなどでも木の成分が使われるように、木に含まれる成分には私たちを落ち着かせる効果があります。森林浴が人を癒すように、実際に木から放出されている「フィトンチッド」を使った実験では血圧が下がり、脈拍も落ち着くという結果が出ています。
お問い合わせ先
お電話でのお問い合わせ
097-568-3007
FAXでのお問い合わせ
097-568-5225