私たちが建てる家の柱には、樹齢が最低でも40年、長いものは80年を経た木を使います。
親子二代、三代にわたって守り育てられた木が、ようやく材となり、新たな木を植えるお金を生む。
そんなとてつもない時間と労力をかけ、育てる→伐る→植えるという循環が保たれてきた森も、安価な輸入材に押され、
守り続けることが困難になっています。
大分の地域材を使うことは、地域の林業を元気にすること。
「木繋会」は、風土に合った地域材を家づくりに活用し、森を守るお手伝いをします。
木繋会(きづかい)では、森林資源の利用促進や保護のために次の3つの活動をしています。
もともと木の家づくりを主体としている工務店が集まった「木繋会」。地域材を進んで取り入れ、木のよさが伝わる住まいをつくります。
大分県で生まれ育った「地域材」を利用することで、林業が再生され、循環型の新たな雇用が生まれます。
さらに、日本古来の木造軸組工法を基本に、地域の材を適材適所に生かす手仕事の技を守り継いでいきます。
森林は、ただ育てるだけでなく、育った木を利用し、また新たな森を作り出すことで成長し続けるのです。
工務店は、基本的に木を使う立場ですが、木繋会では地域材や林業について学び、これからも森を育てていく活動をおこなっていきます。
家づくりは、人生の中で非常に大きな買い物、決断です。だからこそ、不安なことが多くあります。
木繋会で建てられる家は全て、私たち5社が責任を持って品質・現場維持管理に務め、5社間で完成検査も実施。
木繋会では安心・安全な住まいを約束します。
大分の木や林業について学ぶため、会員間や木の専門家を招いての定期勉強会、実際に山や会員各社の現場を訪ねる見学会などを開いています。
今後はオープン講座も開催予定です。
また各会員間で地域材、家づくりに関する情報交換を行なっています。各企業の家づくりや経営に役立てることができるだけではなく、同じ志を持つものが集まることで互いに切磋琢磨し、小さな工務店が実現し得ないことも可能にする力を発揮できるのです。